お客様各位
【3月12日:今朝の状況】
※為替(ドル/円)ドル=146円76銭【08:30現在】
※N.Y.ダウ:38,769.66(+46.97)
※銅LMEセツルメント($/t)
①午前売:8522.0(-30.5)
②午後売:-
※COMEX当限セツル($/ポンド、銅以外は$/トロイオンス)
③銅:3.9225(+0.0375)
④金:2182.5(+3.9)
※WTI原油先物($/bbl)
⑤77.93(-0.08)
※本日時点予想計算値:国内銅建値 (/kg)
①ロンドン午前:1300円
②ロンドン午後:-
③N.Y.: 1320円
※ニューヨーク為替引値(円)
146.94-146.95(0.13円高-0.13円高)
【3月11日:昨日の状況】
※国内銅建値1300円 (3月11日より-10円)
《マレーシアでの選別》
※マレーシア行われているミックスメタルの選別事業(手作業選別)
についてです。(写真参照)
※世界中、特に、欧米や日本など先進国から発生するミックスメタ
ルでも金属分が高いものはそのまま需要家であるアルミ合金メーカ
ーに向かいます。
※いわゆるゾルバと言われる荷物で、アルミ分が殆どです。
※但し、シュレッター機械で破砕したものから選別事業を経て、そ
のゾルバが出来る過程ででは、いくら機械(風力・磁力・重液・X
線など)で選別を繰り返してもゴミを含むミックスメタル、むしろ
ゴミRICHな物(ゴミックス:小生の造語(★注))が残ります。
※このゴミックス(仮名)の半分は埃や泥・木屑などで、金属分も
多いのですが、その金属も細かくて種類が多いので、ゴミと金属に
分けようとすれば、どうしても人間の手作業に頼らざるを得ません。
※人件費とゴミ処理費用の安い国でしか、そもそも選別作業は採算
は合いません。手作業選別をし、選別後の金属が有価で売れても、
選別費用を逆算すれば、ゴミックスの価格は有価ギリギリ、下手す
ると産廃です。
※想像してみます。
※1日に女性選別員がゴミックス150kgを仕分け、 出てきた半分のア
ルミ75kgが200円/kgだとすると、15,000円となります。
※同じく75kgのゴミ処理費用+運賃などで5,000円かかるとし10,000
円が利益、それを労使折半(会社半分:女工さん半分)で、5,000円
/日当という感じでしょうか?
( 200円 X 75kg ー 5,000円 )÷ 2 = 5,000円・・・日当/会社利益
※この計算式はマレーシアの選別業者が、マレーシア国内自社ヤー
ドまで、荷物を持ってきて同社の仕入価格が「タダ=0円/kg」設定
なので、実際にはもう少し採算は悪くなります。
※マイナス単価=産廃の輸出は、どの国でも出来ないので、ヤード
到着価格=仕入価格は10円/kgとか20円/kgとなるはずだからです。
※東南アジアのタイやマレーシア、また、パキスタンやインドでは
このような事業が広く行われていると思います。
かつての中国と同じです。
(★注:)ゴミックスという言葉、我ながら分かりやすいネーミン
グだと思ったのですが、あまりに不名誉な名前なので、定着すると
思えない・・・。
※雑線(ヤード持込):【3月11日現在】
【1】ワイヤーハーネス:490円前後
【2】雑線エフケーブル(VVF):470円前後
【3】雑線・一般(42ー43%):400円前後
【4】雑線B :300-330円
【5】家電線:付き物を取り売買可
【注意1:参考価格。理論値につき確認後の契約条件】
【注意2:大口=約10トン】
以上